湯田川温泉の守り神「由豆佐売(ゆずさめ)神社」は、白雉元年(650)の創建と言われ、古書「三代実録」や延喜5年に起草された延喜式神名帳にも登載された格式の高い神社です。
石段の参道には、県指定天然記念物の乳イチョウの巨木がそびえ立ち、その姿はまさに圧巻です。
毎年4月30日には宵祭、5月1日には本祭を行い、1日正午頃から湯田川温泉街などを神輿の行列、行列終了後から由豆佐売神社で祭典(小学生男子2人による大和舞(やまとまい)、小学生女子4人による御子舞(みこまい)、などを実施しています。近郷庶民の崇敬厚く、最上義光、酒井家など代々の領主から数々の寄進があったといいます。
現在の拝殿は、安永年間(1775年頃)の造営で、昔は観音堂と称し、十一面観音を祀り、社名も滝蔵権現と称し、神仏習合時代の密教寺院に多く見られる平面構造となっています。本殿の造営は、明治15年・庄内の名棟梁「高橋兼吉」の建築。
また、柳田国男、種田山頭火、斎藤茂吉、竹久夢二、横光利一など、文人墨客が多く来湯した湯田川温泉だけに、境内には記念の歌碑などもあります。
INFOインフォメーション
名称 |
由豆佐売神社 (ユズサメジンジャ)
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電話 |
0235-35-3111
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住所 |
〒997-0752 山形県鶴岡市湯田川字岩清水86 アクセス
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駐車場 |
あり(50台) ※温泉街入り口にある「旅館組合共同駐車場」「住民会・共同浴場駐車場」をご利用ください |
問い合わせ |
0235-35-4111(湯田川温泉観光協会) |
参拝期間 |
通年自由(積雪により通行できない場合があります) |
MAP&ACCESSアクセス
山形自動車道:鶴岡ICより車で11分(6.6Km)
日本海東北自動車道:鶴岡西ICより車で8分(4.3km)
JR羽越本線:鶴岡駅より車で19分(9.0Km)